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経営戦略

 わが国では、高齢者人口の急速な増大とそれに伴う慢性的な医療費・介護費の増加が国家財政に大きな影響を与えており、その削減のためにさまざまな施策が展開されております。
 近年は、75歳以上人口が急増する2025年問題への対策として、厚生労働省が掲げる「地域包括ケアシステム」の構想により、高齢者が住み慣れた地域で生活を続けていくためのサービス提供体制の構築が進められております。今後は、「地域包括ケアシステム」の実現に向け、医療と介護サービスのシームレスな提供や「入院から在宅へ」といった動きが加速し、地域における医療と介護の連携がより一層促進されると考えております。
 そのような中、当社グループとしましては、以下の重点施策に取り組むと同時に、医療・介護の両分野において事業を展開する「総合ヘルスケア企業」としての強みを活かし、新たな在宅向けサービスの開発にも注力してまいります。

健康生活サービス

 病院関連事業においては、従前提供しているリネンサプライを中心とした各種サービスの品質向上や、安定的に提供する機能の拡大に努めるとともに、「入院セット」(※)や、環境にも配慮した手術用リネンのリユース「ネクサージ」等の戦略商品の拡販に努めることにより、国の社会保障制度改革の影響を受け経営環境が厳しさを増す医療機関等の経営効率化のサポート役も担ってまいります。(※入院に必要な日用品を日額定額制で患者に提供するサービス。患者衣、タオル類、歯ブラシなどが含まれる。)
 シルバー事業においては、各営業エリアで地域に根差した事業者として信頼されるサービスの提供に努めるとともに、ケアマネジャーやセラピスト、自治体等との密な連携により最新の介護保険制度に関する情報や商品情報等をいち早く入手・共有し、顧客ニーズへの対応力及び即応力を高めることで、全71拠点がそれぞれの地域で一番となることを目指してまいります。また、病院退院窓口へのアプローチを強化し、患者の退院後の在宅生活に必要な介護用品や住宅改修の提案をすることで、新たな利用者の獲得に努めております。これからも「介護用品レンタル日本一」の事業者として、商品の提案・提供からアフターフォロー、メンテナンスに至るまで、あらゆる面でサービスの質の更なる向上を図り、さまざまな顧客ニーズに応えられるよう邁進してまいります。
 更には、医療・介護分野における労働力不足等に起因する労働環境の改善や、業務上の負担軽減など、さまざまな社会課題を解決するための新たな施策を展開していくとともに、今後在宅で医療・介護サービスを必要とする多くの皆様のニーズに応えるべく、当社グループの総力を結集して事業開発に取り組み、新たな在宅向けサービスの早期確立を目指してまいります。


調剤サービス

 医療の進歩により在宅で治療を受ける患者が増加し、外来・在宅を中心としたチーム医療が推進される中で、調剤薬局及び薬剤師が果たす役割には大きな期待が寄せられています。たんぽぽ薬局は、1995年の事業開始以来基幹病院の門前を中心に店舗を展開し、最新の医療に接する中で高度薬学管理のノウハウを蓄積してまいりました。この強みを活かし、薬学の専門家として、在宅でがんや糖尿病、認知症などの高度医療を受ける患者の皆様を支えるとともに、在宅調剤の取り組みを強化するなど、多様なかかりつけ機能を果たしていくことで、地域医療の発展に貢献してまいります。

環境サービス

 近年、さまざまな新型ウイルス、感染症が世界規模で流行していることを受け、医療機関はもとより各種施設や個人においても、衛生管理に対する意識が高まっています。そのような中、リースキン事業は、独自の全国的なネットワークの下、ダストコントロール商材のレンタル・販売を通じて、お客様の清潔な空間づくりに寄与してまいりました。今後も、こうした社会や市場のニーズにいち早く応える商品、サービスの提供に努めるとともに、非接触で作動するサニタリーボックスやソープディスペンサー、除菌・消毒用アイテムの充実を図るほか、トイレ空間全体のリニューアルを手掛けるなど、ますます需要が高まるトイレ周りの商材の開発・拡販に注力することで、「トイレ周り日本一」となることを目指しております。
 清掃事業においても、院内感染防止を目的とした病院清掃に長く取り組んできた実績をもとに、独自のノウハウをさらに蓄積してまいります。特に感染症対策が喫緊の課題となっている医療・介護の分野においては、専用装置を用いて高度な院内感染対策を効率的に行う「ハロシル」の需要が高まっており、「ハロシル」のレンタルを通じ、院内感染対策の高度化と安全な医療・介護環境の整備に貢献してまいります。

サニタリーボックス「ルーナス Plim」
サニタリーボックス
「ルーナス Plim」
「ハロシル」
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